機能美にすぐれたお弁当箱『井川メンパ』

みなさんは普段、どんなお弁当箱を使っていますか?

子どもには『キャラクターのお弁当箱』、食べ盛りの息子には『大きいサイズのお弁当箱』…など、食べる人によって、お弁当箱を使い分けることがありますよね。

今回ご紹介するのは、ごはんをおいしく食べられるお弁当箱『メンパ』!ここ静岡県の川根本町でも『井川メンパ』が生産され、人気商品となっているんです。

メンパがどのように作られるのか?なぜおいしくご飯を保存してくれるのか?その秘密に迫りました。

 

 

メンパの特長、井川メンパのだけの特長

メンパとは、ヒノキや杉を始めとした木材を薄型に加工し、円筒状に曲げて作られたお弁当箱のこと。
木の特製を活かして、お弁当箱の中身が「夏は食材が傷みにくい」「冬はお米が固くなりにくい」と年中ご飯が美味しく食べられるお弁当箱です。

井川メンパは、大井川源流部の集落に代々伝わってきた檜の曲げ物に漆を塗ったお弁当箱。静岡の大井川流域周辺では古来より『曲りメンパ』と呼ばれ、山仕事を行う人が大盛りのご飯を食べるのに役立っていました。

井川メンパは『静岡県指定郷土工芸品』として使われており、現在井川メンパの製造所は2件のみと大変稀少です。

 

 

製造〜販売まで全て行う!井川メンパ工房『大井屋』

そんな井川メンパは、川根本町の千頭でも生産されています。

井川メンパ『大井屋』は、店主の前田さんが修行を積んだのちに
2016年になんと製造から販売まで行う唯一の井川メンパ直営店として独立開業しました。

制作から販売までの全てを前田さんが一貫して行うことで、より『使い手に沿った物づくり』を進めているんだそうです。

川根本町に移住してきた前田さん

大井屋のメンパは、全てにおいて天然素材を目指しています。

前田さん自家製の柿渋を使用したり、接着剤は一切使わないなど、昔ながらの製法を守りながら作られているんです。

 

木地に使う木材も、全て大井川流域産の天然ヒノキを利用。

 

通常ならば別の業者さんに頼むような、漆の精製や調合も全て自ら手作業で行っており、混ぜ物等は一切ありません。

その理由は、前田さんが抱いた「有りものの素材が本当にメンパの素材として適切なのか?」という疑問点からでした。

大井屋では、『10年後に100%大井川産の漆で作ったメンパ制作』を目指して2018年より漆の植栽と漆掻きを始めたそうです。

「より良い素材を使いたい」といった飽くなき追求が、井川メンパの品質を向上させているんですね。

 

 

『より多くの方に使って欲しい』大井屋の思い

前田さんは話します。

「古くから伝わる技法で現代のライフスタイルにコミットした、こだわりのメンパ造りを行っております。なによりも天然素材だけで出来たメンパで食べるご飯は唯一無二の美味しさ。これは使ってみないとわからないものです。」

 

前田さんは、手を出しやすい価格帯で井川メンパの安定供給を目指しています。

材料費や手間を顧みず、原価に近い価格で販売する理由は『少しでも多くのメンパユーザー』が増えることを目指しているためです。

 

大井屋・人気商品は『丸型メンパ』

大井屋の1番人気は、2018年より販売開始の新製品。
かわいらしい丸型Mセット ¥11,000(税別)。
丸型Mサイズと、SSサイズの組み物です。

 

SLが真横を通る!大井屋へのアクセス

大井川鐵道大井川本線の終着駅『千頭駅』から徒歩8分。沿線に沿って歩けば大井屋があります。工房の真横は線路。SLの汽笛が聞こえるのどかな川根本町で、今日もメンパが作られています。

川根本町へ訪れた際は、ぜひ寄って見てくださいね。

2019年3月9日・10日開催の大井川物産店でも販売いたしますので、足を運んだ際にもぜひ手に取ってごらんくださいね。
それでは!

 


 

井川メンパ 大井屋
住所 静岡県榛原郡川根本町千頭 1225-8
TEL 050-5894-2806
営業時間 9:00-17:00
定休日 水曜

大井屋を詳しく知る(大井屋ブログ)

 

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